最近、整骨院や接骨院という看板を出している治療施設が多くなった気がしませんか？街を歩いているとコンビニと同じくらいあるのではないかと思うほどの数です。その他にも「○○治療院」「○○アロマ」「○○マッサージ」など、それに近いものも合わせるとさらに多くなります。やはり疲れている現代人が多いということなのでしょうか。
こうした施設の中で、「整骨院」「接骨院」と名乗っているところは、他に色々とある治療院とは別物です。この2つについては、一定の条件を満たさないと名乗ることができないからです。逆に保険診療をするのであればいずれかの名前が入っている必要があるので、「整骨院」「接骨院」という名前がついているということは、一定の条件を満たしていて保険診療をしているところだということが分かります。
現在ではあまり呼ばれなくなりましたが、かつて整骨院は「ほねつぎ」と呼ばれていました。名前の通り骨を接ぐ、つまり折れた骨をつなげたり脱臼した関節を元に戻したりといった治療を行うことを目的としていました。
そこで施術をする人は国家資格である柔道整復師を取得している必要があり、これは海外でも「ジュードーセラピスト」として通用する資格となっています。
この条件を満たしている整骨院または接骨院が、保険が適用されている診療や治療を行う場合には、健康保険を使うことができます。最近ではスポーツ障害や交通事故の後遺症などで通う人が多いですが、こういった症状には健康保険が使えます。
よくマッサージ屋と混同されるのですが、あくまでも整骨院は治療を目的とした施設であって、リラクゼーション施設ではありません。